2018年度 バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ 株主への手紙 和訳全訳 まとめ⑨

原文9ページ後半~10ページ前半です。
保険事業の続き、フロートの素晴らしさを語っています。

If our premiums exceed the total of our expenses and eventual losses, our insurance operation registers an underwriting profit that adds to the investment income the float produces. When such a profit is earned, we enjoy the use of free money – and, better yet, get paid for holding it.

もし保険料が、経費と保険金支払いの合計金額を上回れば我々の保険事業は余った保険料を、フロートが産み出した投資利益として記載します。そのような利益が得られたら、私たちはその浮いたお金を使うことを楽しみます。いや、もっと良いのはそれを運用し続けることで利益を得ることです。

Unfortunately, the wish of all insurers to achieve this happy result creates intense competition, so vigorous indeed that it sometimes causes the P/C industry as a whole to operate at a significant underwriting loss. That loss, in effect, is what the industry pays to hold its float. Competitive dynamics almost guarantee that the insurance industry, despite the float income all its companies enjoy, will continue its dismal record of earning subnormal returns on tangible net worth as compared to other American businesses.

不運なことに、このような幸せな恩恵(無利子の借金)を手に入れたいと思う保険事業者の増加により競争が激しくなり、時にはあまりの競争の激しさにより、P/C保険業界全体で「大きな赤字にも関わらず保険契約を結ぶ」ことがあります。その赤字は、保険事業がフロートを保有する為に支払う費用のようなものとなっています。

フロートを使った利益は全ての企業が出せているものの、競争から生じる原動力は、保有している有形正味資産に対しては米企業平均以下の利益という悪い結果を、ほぼ確実に継続させることになります。

Nevertheless, I like our own prospects. Berkshire’s unrivaled financial strength allows us far more flexibility in investing our float than that generally available to P/C companies. The many alternatives available to us are always an advantage and occasionally offer major opportunities. When other insurers are constrained, our choices expand.

にも関わらず、私は我々の事業の見通しを好ましく思っています。バークシャーの経済的な強みは比類なき強さであり、一般的なP/C保険事業会社と比べてはるかに自由にフロートを投資に使うことができます。我々には沢山の選択肢があり、そのお陰でいつもアドバンテージを得ることができますし、時には大きなチャンスに恵まれます。他の保険事業者が動けない時でも、我々の選択肢は広がっていきます。

Moreover, our P/C companies have an excellent underwriting record. Berkshire has now operated at an underwriting profit for 15 of the past 16 years, the exception being 2017, when our pre-tax loss was $3.2 billion. For the entire 16-year span, our pre-tax gain totaled $27 billion, of which $2 billion was recorded in 2018.

更に、我々の保険事業は素晴らしい保険契約の実績があります。バークシャーは過去16年分の保険を引き受けて得たお金の内、2017年を除く15年分を使っています。(2017年は税引き前損失が3.2B$となりました。)16年間で我々の税引き前利益は合計で27B$になり、その内の2B$は2018年のものです。

That record is no accident: Disciplined risk evaluation is the daily focus of our insurance managers, who know that the benefits of float can be drowned by poor underwriting results. All insurers give that message lip service. At Berkshire it is a religion, Old Testament style.

これは偶然の結果ではありません。我々の保険事業の管理者は、保険契約内容が悪ければフロートのメリットがなくなることを知っており、毎日の徹底的なリスク評価に集中しているからこそ生まれたものです。
全ての保険事業者がそうしていると言いますが、口先だけであることが多いです。バークシャーでは、旧約聖書スタイルの宗教のように信条としています。

○まとめ

「過去16年分の保険契約金の内、2017年を除く15年分を使っています。」

無利子(マイナス利子)のフロートでSP500をアウトパフォームできるはず(*^▽^*)

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