2018年度 バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ 株主への手紙 和訳 全訳 まとめ11 保険料>保険金

バフェットからの手紙

本文10ページ中頃より。

保険事業では、保険料より保険金の方が小さい為、実質的にマイナス利子で借金して資産運用できるそうです(*^▽^*)

一般的な資産獲得方法2:保有資産

Our level of equity capital is a different story: Berkshire’s $349 billion is unmatched in corporate America. By retaining all earnings for a very long time, and allowing compound interest to work its magic, we have amassed funds that have enabled us to purchase and develop the valuable groves earlier described. Had we instead followed a 100% payout policy, we would still be working with the $22 million with which we began fiscal 1965.

我々の自己資本の量は独特なものです。バークシャーの349B$は米国の企業としてはなかなかある規模ではありません。長期に渡って全ての利益を再投資し、複利のマジックを働かせることで資本を増大させ、この手紙の最初の方に紹介した魅力的なグローブを購入し、成長させることが出来ました。

もし利益を配当として全て出す方針であったならば、私たちが運営を始めた1965年時の資産である22M$を使って今も仕事をしていることでしょう。

344Bは22Mの約1500倍です

一般的ではない資産獲得方法1:フロート

Beyond using debt and equity, Berkshire has benefitted in a major way from two less-common sources of corporate funding. The larger is the float I have described. So far, those funds, though they are recorded as a huge net liability on our balance sheet, have been of more utility to us than an equivalent amount of equity. That’s because they have usually been accompanied by underwriting earnings. In effect, we have been paid in most years for holding and using other people’s money.

借金と保有資産からの利益を活用するだけでなく、バークシャーはあまり一般的ではない2つの方法をにより資金を得ることで恩恵を受けてきました。その2つの方法の大きい方は、先ほど述べたフロートです。バランスシートには大きな負債の金額として載っていますが、これまで、同じ金額の資産以上に我々にとって有益なものであり続けてきました。

なぜなら、大抵の場合、顧客から受け取る保険料より支払う保険金の方が低いからです。

つまり、他人のお金を保持し、活用することで何年にも渡って私たちは利益を上げてきたのです。

As I have often done before, I will emphasize that this happy outcome is far from a sure thing: Mistakes in assessing insurance risks can be huge and can take many years to surface. (Think asbestos.) A major catastrophe that will dwarf hurricanes Katrina and Michael will occur – perhaps tomorrow, perhaps many decades from now. “The Big One” may come from a traditional source, such as a hurricane or earthquake, or it may be a total surprise involving, say, a cyber attack having disastrous consequences beyond anything insurers now contemplate. When such a mega- catastrophe strikes, we will get our share of the losses and they will be big – very big. Unlike many other insurers, however, we will be looking to add business the next day.

私が何度も言ってきた通り、この幸福な仕組み(フロート)の継続は全く確約できるものではありません。保険のリスクの査定間違いが大きな損失を生み出し、埋めるのに何年もかかることもあります。(アスベストを考えてみて下さい)カトリーナやマイケルのようなハリケーンが起きる可能性を過少に見積もってしまう大惨事が、明日、もしくは何十年後に起きる可能性もあります。「大きい被害」は、ハリケーンや地震といった従来かあるものが起因かもしれませんし、現在の全ての保険事業者を悩ませているサイバー攻撃といった完全に未知なものから生じるものかもしれません。

もし、そのような寛大な災害が起きれば、私たちはその損失を保証しなくてはなりませんし、その金額は大きな金額、いや莫大な金額になり得ます。しかし、他の保険事業者と違い、私たちは(その災害を利用して)翌日には新しい仕事を加えようと思っています。

○まとめ

年利10%で資産運用すると11年で約3倍。ということは、11年後に保険料の3倍の金額までは保険金を払っても利益が取れる状態。

にも関わらず、保険料>保険金となっているようです。

保険事業で大きく損失ができる可能性があると言及しつつも、これまでのところ、2017年の寛大な災害にも関わらず、過去16年分の引き受けたお金の内まだ1年分しか使っていない(全訳⑨参照)とのこと。

かなり余裕のある状態だなと思いました

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