バフェットがバークシャーではなく、S&P500(米平均株価)への投資を勧める理由。

バークシャー株(BRK.B)

※以下は、IT企業が台頭しないことを前提にしており、現在はバークシャーの上位互換と考えている、ソフトバンクグループを推奨しています。

〜SP500に投資している著名な投資家は誰もいない〜

バフェットは、一般の人向けに

Buffett
Buffett

90%をSP500(≒VTI)に投資しなさい。バンガードを推奨する。私の遺族にもそう伝えている。

と述べる一方、本人はSP500へ一切投資せず、(直接的には)バークシャー株1本の投資をしています。

世間のブロガー間ではSP500が推奨されているそうですが、私はバークシャー株の方が遥かに良いと確信しています。

そもそもバフェットの親戚は、実際にはバークシャー株を保有しています。

では、なぜバフェットは公の場でバークシャー株を推奨しない、出来ないのでしょうか?

もしバフェットがバークシャー株を推奨したら株価が釣り上がる。

世界一の投資家がバークシャーの購入を推奨すれば、皆がそろってバークシャー株を購入することになるでしょう。

バークシャーといえども一つの企業。皆が買えばあっという間に割高な値段まで釣り上がってしまいます。

2018年のバフェットの手紙では、「現金を大量に抱え、次の大型買収の対象を見つけられない場合、バークシャーはこれから自社株買いを進める予定です。」と書いていました。

自社株買いをするのであれば、バークシャーにとって株価が割安である方が好都合です。

1銘柄で最高の分散投資ができる

マネックス証券の対談にて、「バークシャーは1銘柄だから分散しているSP500の方が良いのではないか。」と書かれていますが、間違っていると思います。

株主への手紙2014年度版に「『バークシャーの保有している企業に分散して投資する場合』と同程度に恒久的な損失を出す確率は低い」とバフェットも述べていますし、実際その通りですので、

バークシャー1銘柄に投資することで「選りすぐり企業への安全な分散投資」になります。

バフェットは、SP500をアウトパフォーム出来ると思っている。

先ほどの2014年度版の手紙において、「平均的な企業(≒SP500)に比べて(リターン)が高くなると思う。」と述べています。

また、「SP500をアウトパフォーム出来ないのであれば、我々が仕事をする意味がない」と述べていますので、アウトパフォームする自信はまだ十分残っているでしょう。

S &P500は多くの人が長期的な成功を確信している。

SP500への投資が長期的に必ず成功することは、誰もが認識しています。

もし今後、再びリーマンショックのようなことが起これば、企業の評価方法を知らない人は不安になり、割安な値段でバークシャー株を投げ売ってしまう可能性があります。

バフェットはそのようになることを防ぎたかったのかもしれません。

一方で、バフェットが買収した企業の経営者にはバークシャー株を保有することを勧めています。

企業の価値評価を知る長期投資家へは、バークシャーを推奨しているのです。

バフェットは、今の長期保有の株主を好んでいる。

バークシャー株主はその大半を長期保有の株主で占めています。一般の株主が参入すれば、短期売買の投資家が入り込むことになります。バフェットはそうした株主を望んでいません。

まとめ

SP500には良い企業とまあまあな企業が混ざっています。

最高の企業だけを集めたバークシャーが断然おすすめです。

ペコリ☆

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