バフェットの哲学を進化させてIT分野に適用
IT革命に早くから気付いていた孫正義氏
これまで、「IT企業への投資は正しいのか?」との議論が巻き起こされてきましたが、
孫正義氏は、早いうちから
- 「我々は300年続いた産業革命に続く、IT革命の時代に生きている。」
- 「ソフトバンクGは、IT界のバークシャー・ハサウェイだ」
と言いつつ、IT分野へ重点的に投資を進めて来ました。
今もソフトバンクG株の半分が中国のアマゾン、アリババ株であり、全て、ITに関連した企業となっています。
ITは良く分からないと言って、波に乗り遅れたバフェット
一方、バフェットの方は、「よく分からないIT株には投資しない」とのスタンスを最近まで貫き、
IT株が暴騰した今頃になって
- 「グーグル、アップル、アマゾンにもっと早く投資しなかったのは愚かだった」
と言ってようやくアップル株(AAPL)を購入しました。
しかも、雇った若い部下が
- 2016年にアップル株(AAPL)
- 2019年にアマゾン株(AMZN)
を購入したことで、やっとIT株の必要性に気付いた形でした。
バフェットと孫正義の投資手法
孫正義氏の投資手法は、「ビジョンファンド」からも分かるように、
将来的に物凄く価値が出るであろう会社へ投資をしています。
かなり未来の価値を計算し、その価値に対して現在の株価が安ければ買うやり方です。
一方、バフェットの方は、
現在価値があり、経済的な堀(モート)に守られながら、その価値を複利で増やせる企業へ投資をするやり方です。
しかし、バークシャーが保有している企業の中には、IBM、KO、KHC、WFCなど、
IT企業の影響を受けて低迷している会社も多いです。
※バークシャー全体的には全然大丈夫だと思います。
一方、ソフトバンクGの保有企業は概ね、IT躍進の波を受けて好調に推移しています。
300年・1000年と超長期の視点で考えている
バークシャーは、今後1000年の時の流れに耐えられるように設計した。
とバフェットは言っていましたが、
孫正義も「企業として生まれたからには、300年成長し続けるソフトバンクを目指す」
と言っており、自身が死んだ後のことも考えていて好感が持てました。
まとめ
「IT企業への投資は危ない」と言われている中、IT企業への集中投資で成功した孫正義は凄い!
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