※半年前に書いた記事です。
YUTAの米国株さんのソフトバンクグループ記事
米国株村で1位に君臨されているユタさんがSBGを取り上げられていました。
なぜ、このような事を話しているかというと、2016年にソフトバンクが大きな期待を胸に、巨額で買収した半導体設計企業ARMの業績が近年、非常によろしくないからです。
そして、このARMが5年後に再上場するとの噂もあり、私は虎視眈々とこのARMを狙っています。〜省略〜
このARMの買収に際して、ソフトバンクの孫会長はIoT市場が2025年までに11兆ドル規模に膨らみ、アームの技術がその大半を支えるとの見方を示していました。
YUTAの米国株:ソフトバンクのあまりに残念な経営。ARMの再上場はあるか。
しかし、現時点ではこのARMの売上の伸びは非常に芳しくありません。米国株で目が肥えている読者の方なら、この会社の散々な状況が一見してわかると思います。
2016年、ソフトバンクGにarmを買収されて以来、実際、
売り上げが低迷し、
EBITDA(償却前利益)に至っては凄いスピードで下落しています↓
更に、このようにありました↓
この利益の急減速は、ひとえにソフトバンクの経営のミスだと思います。利益の減少は、買収後に急速に拡大した投資などの支出拡大(Total Cost:緑色グラフ)のせいですが、であれば投資に見合った売上拡大(Revenue:青色グラフ)があってしかるべきです。
YUTAの米国株:ソフトバンクのあまりに残念な経営。ARMの再上場はあるか。
それが全く見られないどころか、売上成長がなくなっている点を見る限り、IoTの需要の拡大の時期を見誤った過大な投資をしているように見えます。
SBG傘下、armの利益が減少している理由
SBGが買収前、armのサイモンシガーズCEOは、
「利益を取るよりも研究開発にお金を使いたい。株主にとっても、長期的にはその方が良い。でも株主は理解してくれない。」
と嘆いていました。
このような決算になっている理由は、孫正義さんが、
シェア99%で利益はいつでも取れるから、利益を控えめにして研究開発に使って欲しい。
とarmのCEO、サイモン・シガーズ氏に持ちかけ、
シガーズ氏も、「SBGは長期目線で有難い。」と応じた為です。
利益を取るのは、戦略が尽きた時。
我々のビジネスでは、利益よりシェアの方が遥かに重要。
※利益を計上しなければ、非課税で事業に再投資できます。
また、armの利益が少ない状態であるが故に他社が追随できず、スマホCPUシェア99%を維持しています。
競合がいなくなってから、利益を取ったら良いね!
SBG買収以降のARMの成長
armのチップ出荷数
スマホ以外も含むシェアで33%(毎年シェア拡大)を獲得し、
順調にチップの出荷量を増やしています!↓
現在の投資は、ずっと先の未来に返ってくる。
armの現在のロイヤルティ収入は、何年も前に得たライセンスから得ているものであり、
現在の投資が数年後、十数年後に跳ね返ってくる
ようなビジネスであると書かれています↓
より高い性能&小型化するarm
孫正義さんの助言で研究開発費を大幅に増やし、
より高い性能で、とんでもない小型化に成功(右端のiSIMの青色部分)しています↓
まとめ
孫正義さんや、ベゾスのような目線で事業を見れる、本当に目が肥えた人は、
armの状況が好ましいと分かると思います!
※ただし、Risc-V等の競合もいる為、油断禁物だとも思います。
ちゃおっ♪
୨୧ピッフィーの株式投資Diary୨୧
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