ウィーワークへPF30%の集中凍死の可能性があった。
2019年初頭、既にウィーワークへ合計1兆円弱出資済みの中、
孫正義さんは、更に2兆円くらいのお金をウィーワークへ追加投資しようとしていました。
(合計3兆円)
10兆円ファンドSVF1の内、半分近く(約5兆円)を出資した投資サウジの皇太子が、
- 「ただの不動産会社のウィーワークにそんなに出資するなら、もうSVF2には出資しない。」と発言。
- 国内通信SBKKのIPO時の市況が悪く、資金が手に入らない。
という2つの理由から、
2019年初頭のWEへの追加の出資額を2兆円→0.2兆円に落とし、
合計1.1兆円強の投資になった経緯があります。
また、0.65兆円分はSBG本体からの投資にしていました。
- SVFから約0.45兆円(2019年夏時点)
- SBG本体から0.65兆円(2019年夏時点)
SVFを統括しているラジーブ・ミスラ氏からも反対されている中、
孫正義さんは、押し切ってウィーワークへ投資しました。
SVFは1勝2敗になるところだった。
もし、追加で2兆円投資していれば、10兆円の内30%も失うことになり、
更にそこへ、出資者への7%配当+その他債務(年間合計約4000億円)がのしかかってきます。
孫正義さんは、
金額的には3勝1敗
と言っていましたが、
仮に3兆円のWEへの投資をSVFで全額を行なっていたとしたら、
金額的には、2.5兆円の損失。(^▽^;)
- 価値増1.8兆円
- WE評価減2.9兆円+(金利負担0.6兆円くらい?)+他のSVF企業の評価額減=3.9兆円
金額的には1勝2敗
となっていたのではないかと思います(^▽^;)
サウジの皇太子が止めてくれなかったら。。
ウィーへ3兆円投資していたら。。
2兆円の資金があれば、WEは上手く事業を拡大できたとする考えもありますが、
個人的には、
風船爆弾がもっと膨れ上がる前に爆発してくれて良かった。
と思っています。
市場が好調にも関わらず、
もし一案件で資産の30%が吹き飛ぶ様な投資をしてしまったら、
(年利20%出せたら2年で元に戻るけど)信頼はガタ落ち、
そう簡単にSVF2の出資者は現れなかった
だろうと思います。
その場合でも、SBGは10兆円ファンドを部分保有しているに過ぎない為、
SBG本体への影響は1兆円程度(純資産の5%以下)で全然大したダメージではないですが、
他人から預かったお金を消失させた意味は大きい。
幸い、そうしたことにはならず、
ウィーワークは個人的には、あくまで評価額が落ちているだけで、
少なくとも元本の確保くらいは余裕で出来そうだと思っているので、今後に期待です。
まとめ
SVFは、サウジの皇太子さまのお陰で、危機一髪を免れることができました!
ちゃおっ♪
୨୧ピッフィーの株式投資Diary୨୧
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