今の米国株平均は割高であり、今後10年間の期待利回りは、過去平均を少し下回る8~9%程度になるとピッフィーは予想しています。
米国株の株価は17年周期で動く?
バフェット太郎氏は、ベビーブーマーとその子孫の消費により、
米平均株価は17年周期で動き、
良い時期と悪い時期が交互に来ていると主張されていました。
※矢印の右側はピッフィーのコメント
46~65年=13.1%(平均年利)←世界恐慌の反動の為
66~81年=6.6% ←上の13.1%の反動でスタート地点が割高だったから
82~99年=17.3% ←ITバブルがあったから
00~18年=5.7% ←ITバブルでスタート地点が割高だったから
○上記から、バフェット太郎の予想
15~32年=約15%? ←いくらなんでもw
【S&P500TR:1989ー2019】(配当再投資込みSP500)
ちなみに、46年から65年が13.1%、82年から99年が17.3%だったことを考えると、年平均15%程度のリターンが見込めるということになります。つまり、15年から32年にかけてS&P500種指数は10倍に値上がりすることが予想されるわけです。(ダウ平均は17~18万ドルです。)
バフェット太郎の秘密のポートフォリオ:【米国株投資】今後10年で、ダウ平均が10万ドルを突破する理由
そんなわけないでしょW
10年後のダウ平均4万ドル算出方法
ダウ平均の将来の見積もりは誰でも簡単に出来ます。
歴史を振り返ると、過去240年に渡って「価値の上昇7%+(インフレ3%)=10%」でダウは増え続けてきた為、
今の適正な株価を求め、それを基に年利10%(株価上昇7%&配当3%)の複利計算すれば、期待値を求められます。
※株価と価値は異なります。
現在のダウ平均の適正値=20500~22500ドル程度(バフェットの発言を基にピッフィー試算)
これに年利7%を加えると、2029年の適正値は40320~44260ドルになりました。
米国法人税の影響
適正値の幅は、米国法人税によって適正値が変動する為です。
トランプが法人税を35%→21%に引き下げたものの、次期大統領が元の35%に修正する可能性がある為、2通り算出しました。
- 前者20500ドル→40320ドル(法人税を35%に戻した場合)
- 後者22500ドル→44260ドル(法人税が21%で維持された場合)
ピッフィーは、今後の法人税に関して全く予想がつきませんが、次期大統領選はトランプが勝つと予想しており、その場合はほぼ確実に今の21%の法人税が継続されると思います。
つまり、今後10年間の期待利回りは8~9%程度になると思います。
グレアム式の価値算出方法
バフェットの師匠、グレアムの「賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法」を読むと
「1970年現在は割高」、「1974年現在は割安」とハッキリ書かれてあり、
※何度も改訂されています。
- 割高な時期の後に、利回りが低くなり
- 割安な時期の後に、利回りが高くなる
という単純な原理で動いていることが分かります。
バフェット太郎のベビーブーマー説が関係ない理由
米国企業には国際的に有力な企業が沢山あります。
例えば、世界中どこに行ってもマクドナルドがあり、コカコーラがあり、アップル製品があるように、世界中で利益を出しています。
その為、世界規模で考えると世代の偏りはなくなり、17年周期になる前提がなくなります。
まとめ
10年後にダウが10万ドルになるかもだけど、4万ドル位で考えておくのが良さそう☆
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