バフェット太郎さんへの手紙はバフェット太郎タグにまとめてあります。
バフェット太郎さんから返事が来た
先日、この記事↓を書くと、
バフェット太郎さんから返事が返ってきました。
「バフェット太郎さんへの手紙は最後にする」とは言ったものの、
バフェット太郎さんに反論されない限り
ということにしておきます。
バフェット太郎さん叩きではない。
ピッフィーは「バフェット太郎さん叩き」をしているのではありません。
ランキングを上げる為に、バフェット太郎さんのことを書いているのでもありません。
むしろ、
2016年以来、
多くの日本人を比較的健全な米国株投資に導いたことに対して、
私は心からバフェット太郎さんを尊敬しています。
一方で、
最適ではない投資法を正しいと布教し、これから更に伸びるIT株に対して「暴落する」と多くの日本人を誤った方向に導いていることは、
本当に沢山の人がその影響を受けるのですから、
同じ日本人、投資家、ブロガーとして、
是正しなくてはいけない
と思っています。
賢い読者であれば、
バフェット太郎さん、ピッフィーの両方の記事をしっかり見比べて貰えたら、
どちらが正しいか、少しずつ気がついていくはずです。
グレアムから学ぶ投機と投資の違い
バフェットの師匠、ベン・グレアムの名言です。
投資家と投機家の相違は、その人が相場変動に対して、どのような態度で挑むかという点である。
投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ることであり、
投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである。
例えば、ピッフィー保有のソフトバンクG、孫正義さんの投資は、株価の変動を予測した投機手法でしょうか?
安全に、確実に、世界一のリターンを得る!
2000年の創業時から19年保有して一万倍にしたアリババ株も、将来に生じる価値を計算して、その価値よりも大幅に安いと見積もった為に投資したのであり、
当然、創業直後ですから、過去の株価を元に株価の変動を予測して利益を得たものでもありません。
孫正義さんは、投機ではなく、投資の手法だね☆
過去のセクター暴落が今回のIT株には起こらない理由
バフェット太郎さん恒例の「IT株は暴落する」↓
たとえば、クソダサい投資家ほど一握りのハイテク株に集中投資をして悦に入るものです。彼らは「ハイテク市場が成長するのは確実だから、ハイテク株への投資が報われるのも必然だ」と考えているのです。
バフェット太郎の秘密のポートフォリオ:【クソダサい投資家のための投資哲学】リスクを無視「今回だけは違う」は正しいか
しかし、楽観的な見通しの中での投資は、往々にして悲惨な結末を迎えるものです。事実、過去を振り返ると、半導体セクター(2018)、バイオセクター(2015)、エネルギーセクター(2014)、金融セクター(2007)、新興国株(2006)、ハイテクセクター(2000)と、当時これらのセクターに集中投資していた投資家たちは、直後に大きく資産を目減りさせています。
それにも関わらず、「今回だけは違う」と考えるのは、自身に都合の良いポジショントークでしかありません。FAAMGなどのハイテク株はこれまで競争優位性を脅かされることなく急成長することに成功しましたが、次の時代は巨大化したもの同士がクラウド、ウェブメディア、動画などの成長市場で激しい覇権争いが繰り広げられ、互いの利益率が低下することが予想されます。
すると、市場規模と売上高が成長しているのにも関わらず、利益が伸びていないなんてことにもなりかねず、失望感から株価は急落しかねません。
そのため、投資家は誰もが楽観的になっている時こそ慎重になり、自身のリスク許容度の範囲内で適切に分散されたポートフォリオをデザインして、堅実に運用した方が賢明です。
これまで、「様々な有望に見えるセクターに投資してその後に暴落した」
とあります。
これらに共通することは、
- 単に一時的に値上がりした、高PER・高PBRの時とか
- 普通のPER・PBRに見えるが、一時的な利益が生じただけの時
に投資をしてしまったということです。
ハイテクセクター(2000)も、当時はPER100倍以上で、1000倍近いのもありました。
そんな時なら、暴落しても全然おかしくありません。
※参考:ITの利用量とIT株の時価総額↓
※参考:新興国の株価とダウ平均株価↓
現在、IT株のPERはめちゃくちゃ安い
現在は、
- アリババ 予想PER20倍
- グーグル 予想PER21倍
- マイクロソフト 予想PER23倍
- ソフトバンクG 予想PER7倍
と成長率を考慮すれば、全く割高感はないバリュエーションです。
ここ数年、IT有望企業はPER30倍とかが普通だったね。
※参考:アリババのPER。一番左下の数字↓
ハイテク企業同士でシェアを奪い合う?
Cloud business is not winner take the all game.
つまり、
クラウド事業も、勝者が全てを取るゲームではない
ということです。
IT化前の社会でも、
コカコーラ社が、巨人のペプシコ社と共に利益を出してきたように、
IT企業も、他の企業と共存しながら利益を出すことができます。
しかも、
これからは人工知能の時代がやってくる訳ですが、
ソフトバンクGのSVF1は、世界NO.1のAI企業群の筆頭株主に既になっていますし、
スマホCPUシェア99%のarmに加えて、世界一の質のAI企業群を保有し、しかもそれらを協力させることができる以上、
孫子の兵法:戦わずして勝つ
の状態になるだろうと思います。
また、アリババ・ヤフーのECサイトは、第三の企業から販売手数料を頂きながら、サイトの広告収入も得るというビジネスモデルの為、
インターネットの利用率の上昇×中国人の賃金上昇(アリババ)
により、毎年、売上・利益が40%上昇しています。
バフェット太郎さんのサイトの広告収入が一貫して右肩上がりなのと同様に、
アリババのサイトの広告収入も
これからも余裕で伸び続けていくでしょう。
ハイテク企業のリスクより、日用品・ブランドのリスクを認識するべき
ハイテク企業同士の争い・リスクを心配するより、
アマゾン、アリババ、JD、ヤフーといった企業が、今後、
- 日用品・飲料企業を買収し、
- 無人レストラン・無人コンビニ等を展開し、
- 自社のサイト・店舗で販売するようになったら、
- 自動運転により、30円程度の郵便代で届けられるようになったら、
コカコーラ(KO)やP&G(PG)等にどういうリスクがあるのか、再度考えた方が良いと思います。
これまでは、
知らないブランドの商品は不安だから買えない。。
という時代でしたが、
アマゾンやヤフーのサイトを見てもらったら分かるように、
購入者からのレビューで、
どんな商品か一目瞭然です。
そこでは、ブランド力ではなく、
実力で評価されます。
更に、
アマゾンなどEC企業が開発・保有している商品は、
優先的に上位に表示されます。
まとめ
自分の投資が本当に正しいのか、ゼロベースでよく考えよう。
ちゃおっ♪
୨୧ピッフィーの株式投資Diary୨୧
応援ありがとうございました!!
毎日の応援に感謝しています∗*゚
コメント
今日も興味深い記事ありがとうございます
私はSBGの決算で述べられていた
インターネットトラフィックの伸びで
ITが落ちないだろうというのは一目瞭然だと思うのですが…
孫さんが言っていた「伸びている業界になぜ投資しないのか」、「再建の神様はなぜ凋落業界にエネルギーを注ぐのか」という意見が衝撃的で究極の順張り投資ですね
クラウドの勝者を見極めるのは難しいのでQQQやVGTに投資すればいいのかなと思っていますが…
ピッフィーさんは注文の際には
指し値、逆指値などされますか?
またキャッシュポジションは
相場の状況によって増減しますか?
それともフルインベストでしょうか?
私は高値掴みよりも上昇時を逃すリスク
の方が大きいと聞き成行で購入しています
Tskさま
>>インターネットトラフィックの伸びで
ITが落ちないだろうというのは一目瞭然だと思うのですが…
ほんとそう思います(*^◯^*)
>>順張り投資ですね
個人的には、孫正義さんも、私もバリュー株投資家だと思っています。株価の動きに関係なく、将来の価値と現在の株価で投資を決定します。
クラウドは、勝者を見極める必要はないと考えます。
>>指し値、逆指値などされますか?
ケースバイケース
>>またキャッシュポジションは
相場の状況によって増減しますか?
します。株価が明日20倍になったら半分売却します。
返信いただきありがとうございます
やはりただ買ったりホールドするだけではないのですね
下手に動くとかえって損する場合が多いみたいなので判断は難しいですね…
また勉強させてください
単純に株価が価値を上回ったら売る
それだけです (^^)
今の所、ブログは継続する予定なので、ぜひぜひ勉強していってくださいね!
バフェット太郎さんも、ここまで理路整然と反論されると(^◇^;)
ぐぅの音も出ないでしょうか。
GEさんの言う通り、こりゃピッフィーさんの世が来ますね〜。
バフェット太郎さん云々に関わらず、2週間もすれば、1位でしょう。
SBGが上がれば、その内、執筆の依頼来ますね。
SBG、一口かませていただきます。
かいえつさま
私も早く執筆して、バフェット太郎さんの書籍の隣にピッフィーの書籍を置きたいです笑
これでバフェット太郎さんも気付いて下さると良いんですけどね!
SBG仲間が増えて嬉しいです(*^◯^*)